好きこそ物の上手なれ
今週のジャンプを読んでいて、ハイキュー!!の中でふと目にした言葉でした。
ぼくがマジックを仕事にできるようになるまで突き詰めることができたのは、まさに『好きだった』からに他ならないのです。
好きにはいろいろと形があります。
マジックにおいてもさまざまな好きがあって、それは上も下もなく全てがマジックの良い楽しみ方の一つであると思っています。
『自分』って何だろうって思い返して、今まさに自己理解ノートを書きながら自分の中のマジックとの出会いのルーツを探してみた。
やっぱりそこには『面白い』や『楽しい』の他に、マジックが『好き』という感情があった。
これは仕事にしている人、趣味の人関係なく全てのマジシャンの持っている共通の感情だと思う。
マジックが好きだからみんなマジシャンになっている。
例外はない。と、思います。
それぞれの好きな形が混在していて、同じ社会という枠組みの中で共存し合っている。
時には、それぞれの好きが強すぎてぶつかる事もある。
でも、好きって人それぞれです。
最初にマジックを手にした時の歓びと感動を忘れてしまった人もいます。
そんな人たちがそれぞれの思いを踏みにじりあい争うというのは仕方のない事なのかもしれない。
戦争がなくならない。
いじめがなくならない。
喧嘩がなくならない。
これらと同じなのかもしれない。
けど、誰かが手をあげて問いかけて話し合わなければ一生改善されないままだとも思う。
『誰かがやってくれる』だなんて甘い考えは通用しない。
ビジネスって本質はここにあるのかもしれない。
誰もやらないなら、誰もやってないなら、まだこの世界に存在しないなら。
『やってしまおう』
そういう気持ちがビジネスを生んできたに違いない。
いつだって行動するのはその気持ちを持った時。
今のこの社会は『好き』になれるものが溢れかえっていると思う。
けど、そんな中で自分が『好き』だからこそできることが必ずあるはず。
もしかしたら変わる必要はないかもしれない。
けどそこに少しでも『好き』という思いがあるのなら、より良くしていこうと動くはず。
『好きこそ物の上手なれ』
誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするもの。
無理にマジックを手に取る必要はなく、物事は嫌だと思いながらやっても成長しない。
だからこそ『自分』と向き合って本当にやりたい事なのかを何度も何度も自問自答する。
好きであるならその成長速度は加速度的に早まる。
多くのことを好きになり、多くのことに興味を持つこと。
その昔、ぼくがプロになってから憧れていたマジックの先生のような方からこんな言葉を頂きました。
今でもぼくが大事にしている言葉の一つです。
当時、ぼくがマジックをどうやったら上手くなるのか?と聞いたらこのようにその人は答えてくれました。
『いいかい?マジックを上手くなりたかったら、あらゆることに興味を持ちなさい。』
『マジックは勝手に上手くなる。好きなことだから。だから、映画や音楽や遊びやギャンブルや芸術などいろんなことに興味を持ってそこから学びなさい。』
ぼくが18歳のときに頂いた言葉です。
いまでもこの言葉はぼくの学ぶ姿勢や大事な考え方の一つです。
みなさんも自分にとって何が大切で何が『好き』なのかを自問自答してみてください。
もし、興味をもったのならマジックを手にとってみてください。
もちろん自分は『見るのが好き』という人もいます。
強制ではありません。
しかし、何かしら新しいものや学びや気づきを得たいなら、これだけぼくの人生を変えてくれた(良い方向に)マジックに触れてみてください。
みなさまのお役に少しでも立ちますように。願いをこめて。
2コメント
2018.09.17 10:10
2018.09.17 10:06