『人生の勝算』を読んで感じたこれからのビジネスに必要な9つのこと。

『自己理解ノート』を書くにあたりこの前田裕二さんの本を読ませて頂きました。

一言で言うと…

圧倒的共感と、圧倒的な努力不足


を味わいました。

特に心に残った箇所が9つあって、それぞれ書き出していきたいのですが兎にも角にも、とりあえずこの本は全員のプロマジシャンが読むべき本だと思いました。

マジシャンだけでなく、バンドマンや歌手やアイドルなど『舞台に上がって、お客様の前で何かを提供する人』が心に刻んでおくべきことが全て書かれていました。

特に!!

周りから『クリエイター』と呼ばれる方達は、”一番知っておかなければならないこと”が書かれていると思いました。

その上でぼくが特に感じたことは。。

ぼくは、前田さんに比べて『1000分の1くらいしか考察や行動ができていない』ということを痛感しました。


前田裕二という人間がどれほどの思考力と行動力をもってSHOWROOMというサービスを創りあげてきたのか。

どれほどの努力量で他を凌駕してきたのか。

それを思い知らされる本でした。

この本を読んで自分のことを『凄い』とか『偉い』とか言える人は少し頭がおかしいんではないかと思えるほど身の程を知る思いになりました。

決して、前田さんに媚びへつらうために書いているわけではありません。

”圧倒的に自分の行動が足りていないと『純粋』に感じた”からです。

何故、ぼくがこのように感じたのかは読んで頂ければわかると思います。

損はさせないです。(ぼくが言うのも変ですが。笑)

是非みなさん書店かキンドル電子書籍かで購入して読んで見てください。

必ず何か『得る』ものがあると思います。

とりあえず、実際に読んでみてぼくの心が動かされた9つの部分をそれぞれ書き出してみたいと思います。

1.【第2章65ページ】

頑張った人にはファンがつく。見た目の可愛さや若さ、先天性を乗り越えて、頑張れば報われる世界がここに確かに存在しています。


この部分はSHOWROOMのサービスの根幹を説明している中で使われている言葉です。

昔からある特別なルックスやコネが無くては登りつめることが出来ない芸能の世界の風習。

しかし、そんな『先天性』の才能が無くても、頑張れば報われる世界。

これを目指して作られたのがSHOWROOMです。この言葉はどれほどのパフォーマーに希望を与えるのか。

しかも、おそらく今後マスメディアの進化でこれらの風習はなくなるとも示唆しています。

前田さん自身の経験談から証明されている言葉なので納得せざるを得なかったです。

先天的な才能が無くとも、圧倒的な思考と努力量でこれを乗り越えることができる。

この部分に気付かせてもらうだけでもこの本を読む価値があります。

2.【第3章95ページ】

「勉強なんかいらないよ。とにかく人に好かれること。秘書でも、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」


これは、当時前田さんがUBSに内定が決まったときに「この仕事をする上で、勉強しなくてはいけないことはなんですか?」と宇田川さんに質問したときの回答ですね。

一人の力では地球は動かせない。

前田さんが後々に様々な経験を経て辿り着く言葉でもあります。

これは本当にそのとおりだと思っています。

一人ではどうにでも出来ない。それを最近痛感させられています。

宇田川さんの言葉ですが、、

一人の力では1までしか到達出来ない。


でも、チームを育てて、みんなの力を掛け合わせていけば1を、2にも10にも、100にも出来る。


前田さんがチームプレーの重要性を教えて頂いた部分でもあります。

ここで重要なのは、この二つのことを意識すること。

一つは、誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること。


二つ目は、自分のこと以上に周りに時間を使って周りを強く育てること。


だそうです。そうすることで最強のチームを目指すこと。

これが重要なんだそうです。

3.【第4章140ページ】

モチベーションはあらゆる仕事術に勝ります。ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」はすべてを超越し得ます。


これは前田さん本人の言葉ですが、目的を達成するための燃料、つまり動力源の話しをされています。

どのようにして前田さんが圧倒的な行動力を発揮していたのか。

そのことについて書かれている部分です。

モチベーションを上げる方法。
自分の中のやる気スイッチが何かをちゃんと自己分析していつでもやる気に満ち溢れた状態でいることができる。

その源をキチンと理解することが大事だと思います。

4.【第4章149ページ】

自己分析の目的は、人生のコンパスを持つことだと思っています。あらゆる物事を決める指針となります。『自分は何を幸せと定義し』、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です。


今、まさにぼくがやろうとしていることが書かれています。

ぼくはある程度まではこの自分の『幸せ』を定義しています。

ぼくの中では『成長すること』が幸せです。

昨日の自分よりも少しでも、1ミリでも成長していることが日々の喜びになっています。

昨日よりも上手く新ネタが演じることが出来た。

昨日よりも上手くブログが書けた。

昨日よりも少しでも多くの人にぼくの気持ちや理念が伝わった。

それがぼくの幸せです。

しかし、これをサービスにまで転換しようと思うととてつもないエネルギーが必要になります。

それを前田さんはやってのけたわけですね。

凄すぎます。

でも、ぼくの人生のコンパスは常に前を指しています。

野望もあります。

常に前に突き進む。

そのために後ろを向いている時間は一秒たりとも無いのです。

5.【第4章152ページ】

人のモチベーションの源泉を知る作業を通じて、自分の内面をもっと深く見つめられることに気付いた僕は、さらに他にも数十人、投資銀行の方々に、同じように話しを聞いて行きました。「一番幸せを感じる瞬間はいつですか?」


これは最近のぼくがよく出会った人に聞いていることです。

あなたが『一番幸せに感じる瞬間はいつですか?』

ぼくはここにぼくの信じるマジックを世に広めるためのヒントが隠されていると思っています。

よければぼくに会ったときにみなさんの『一番幸せに感じる瞬間』を教えて頂きたいです。

6.【第4章155ページ】

「何を大切にするかを決めている」

幸福の価値観は人それぞれですから、どちらが上も下もありません。

最も不幸なことは、価値観という自分の船の指針、コンパスを持っていないということ。

持たぬが故に、隣の芝生が青く見えてしまうことです。


この言葉はまさにだと思いました。


隣の芝生が青く見えてしまうのは、特にマジシャンの人に多い気はします。笑

あれをやったりこれをやったり。
ブレる人が跡を絶ちません。

定まっていない人が多い気がします。

しかし、これも『何を大切にするか』を決めていないからというのはとても素直に納得できると思います。

『自分にとって大切なことを選び、決めていないと、自分以外の他者の幸せが羨ましくて仕方なくなるかもしれません』


そして、、、

『選ぶ、ということは、同時に、何かを捨てることです。』


何かを得ようと思ったら、他の何かを犠牲にしないといけない。

この言葉は真理だと思いました。

【人生の質を高めるのは、選択と集中】


これも心に刻まれました。

7.【第6章214ページ】

人が日常的に使うデバイスが変遷する中で、その流れをうまくとらえられないソフトは、廃れゆく。これは、いつの時代も変わらぬ黄金則だと思います。


これは、何もデバイスに限った話しではありません。


変化に対応できない人は置いていかれます。

いつの時代もその変化に柔軟に対応し、進化した者だけが生き残ることができます。

いつまでも過去の栄光にしがみついて己をアップデートできない向上心の無いものは淘汰されていきます。

しかも、今は時代の変化が急速に進んでいます。

ゆっくり進化しているようでは時代の波に呑み込まれてしまいます。

いつの時代もスピード感は重要だとぼくは感じています。

8.【第6章223ページ】

何故、世界的なネットサービスがアメリカからばかり生まれるのか。

それは、アメリカ人が、ルールを作ることに長けているからです。

日本は傾向として、作られたルールの中で成果を出していくことに競争性があります。

アメリカの優れた起業家は、既存のビジネスの精度を高めるよりも、はなからプラットフォームを作っていく発想をします。


これに関しては、、なるほど!と思わざるを得ませんでした。
そもそも、ビジネスの発想の仕方が違う。

日本人は上手く歯車になろうと教育されてきています。

その枠からはみ出そうとする者は異端児や不適合者として『異物』になります。

異物は罪という思想が日本人には強く見られます。

社会の枠や常識にとらわれない柔軟な発想の視点に気づけるか気づけないかの差は大きくあると思います。


全ては『気付き』だと思うからです。

9.【エピローグ237ページ】

もしビジネスで高い頂を志している方なら、自分自身の幸せと、事業が世に果たす価値を、結びつけてみてください。


ぼくはこの本の中でこの言葉が一番心に刺さりました。

果たしてぼくの目指しているビジネスは世に価値を提供できるのだろうか。

前田裕二ほどの人間でもSHOWROOMを立ち上げるのに死ぬほどの努力を積み重ねてようやく世に必要とされるサービスコンテンツを作り上げたというのに。

しかし、ぼくは恐れることなくこれからも歩みを続けていきます。

それはまさしく前田さんが言うように人生のコンパスをすでに得ることが出来たからです。

ぼくはぼくが持つ全てを懸けて、ぼくという人間がこの世に必要であるという証明を自分自身の幸せと共に一つずつ生み出していくだけだと思っています。

まだまだ前田さんのように『世界』を語るにはぼくには早すぎる気はしますが、日々自分の成長を幸せとして一歩ずつ泥臭くとも草の根を掻き分けて圧倒的思考と圧倒的行動力で実現していくのみです。

今後の活動ややりたいことがまだまだたくさんあります。

みなさんの応援はとても励みになります。

いつもありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

そして、拙い文章に長いことお付き合い頂きましてありがとうございます。

みなさまのお役に少しでも立てますように。願いを込めて。

3コメント

  • 1000 / 1000

  • watanabe

    2018.09.06 14:05

    キャラに迷うなーり笑
  • マジシャン信楽

    2018.09.04 23:57

    @watanabeやっぱり『語尾』は、コロ助なんですね。笑
  • watanabe

    2018.09.04 23:56

    誰もができる圧倒的努力 それをできるためにも まず己を知り「やりたい!」状況を自分に与えてあげる行動も欠かさずとる!!なーり