マジックを習得するために必要な7つの習慣
初めてマジックを覚えたての頃に時間を忘れて、ひたすら繰り返し繰り返し同じ技法を練習しました。
初心者のときは『誰かに見せたい!!』という欲求が先行して、ついつい拙い技術のまま披露していたのを覚えています。笑
そんなマジック初心者の方がマジックを習得するために必要な7つの習慣をお教えしたいと思います。
1.『とにかく鏡を見ること』
マジックの技法とは、マジックを成立させる為に必要なタネの肝です。
この技法が目を瞑ってでもできるくらい、自分の中で自然な動きとしていつでも行えるように訓練します。
技法を意識しなくてもできるようにすることがまずはマジック習得の第一歩となります。
その技法も、『間違ったやり方』や『不自然に見える動き』で習得してしまうと、せっかく習得した技法もいざ使おうと思っても全く役に立たないものになってしまいます。
趣味としてその技法の習得を練習するなら構わないのですが、お客様の前で披露したり友人に見せたりする時にはマジックをうまく披露しようとした時の足かせにしかならないのです。
そして、最も怖いのは『慣れる』こと。
人は、どんなに凄い偉人であっても『慣れて』しまいます。
油断大敵とはよく言ったもので。
常にその習得した技法を磨き上げていないと、途端にお客様やマジックを見ていただいてる人に突っ込まれたり、『見えた!』と言われて台無しになってしまいます。
そんなことにならないように、常に一定以上のクオリティを保てるように鏡を見ながら微調整して技法の『メンテナンス』をしましょう。
しかし、一歩間違えるとただの『ナルシスト』になってしまいかねないので鏡を見て技法を練習するときはTPOを考えて行いましょう。
よく、電車の中でトランプやコインの練習をしている人やお友達と会話をしているのに練習したりする人がいますが、あまり周りから見ていて気持ちいい行為ではないのでできるだけ控えるようにしましょう。笑
2.『人に見せまくること』
一番のマジックの上達方法は人に見せることです。
とにかくやりまくること!!!
もちろん、先ほども話ししたようにTPOを考えてです。
マジックを見せる雰囲気や空気では無いのに、ところ構わず自分が披露したすぎてやってしまうひとがたまにいます。
そいつは確実に『空気の読めない痛いヤツ』です。
まぁ、これに関してはプロのマジシャンの方にすらいらっしゃるので何とも言えないのですが、マジックは『空間創り』が非常に重要です。
なぜ重要なのかはまた追々お話しさせていただきたいと思いますが、何も考えずアホみたいに人に見せまくるのではなくその時の状況や空気感を読むこと。
これが重要です。
その上で人に見せまくること。
間違ってもカップルが仲良くしている空間に、わざわざ割って入って「練習中のマジックがあるので見てもらってもいいですか?」なんて言っちゃあいけませんよ。笑
3.『空気を読むこと』
先程と重複してしまうかもしれませんがこの習慣はマジックを習得するにおいてとても重要な習慣です。
プロマジシャンはこの能力に特化していると言っても過言ではありません。
空気の読めないマジシャンはただのオワコンです。
その瞬間から、そのマジシャンが息を吸うたびにマジックを嫌う人たちを増やしてしまうウイルスになってしまいかねません。
せっかくマジックという素晴らしいエンタメに触れたいと思っている人に、マイナスなイメージを植え付けてマジックを嫌いにさせてしまいます。
そして同時に、、、
演者本人も嫌われてしまいます。
これでは、コミュニケーション能力を高めようと思って始めたマジックなのに逆効果になってしまいます。
この『空気を読む』というのは、正解が無いだけに本当に気を付けなければならない習慣だと思います。
4.『一定期間練習して習得できないものは諦める』
マジックも今この瞬間に世界中のどこかで新たに生まれ続けています。
本当にそれこそ星の数ほどのマジックがこの世には存在しています。
これはぼくの経験談ですが、どんだけ練習に練習を積み重ねても習得できない技術というものがあります。
それはその本人との相性の問題で、器用不器用関係なくできる人とできない人がいます。
そのような技法に出会ったときは、あまり固執せずに次の技法習得に専念するのがいいでしょう。
一つのマジックを深く練習することももちろん大事ですが、最初はやってみたいマジックも多いはずです。
そして必ずあなたにピッタリのマジックに出会えるはずです。
良いマジックとの出会いは恋愛に似ています。
こちらが追いかけていても手に入らないときがあります。
そういうときは一旦離れてみて自分磨きに専念する。
ほかのマジックを習得していてふと思い出したときにできなかったマジックに挑戦してみると案外簡単に習得できたりすることがあります。
これはビジネスにも置き換えられますね。
あまり固執しすぎるとほとんどの場合、状況は良くならないことが多いです。
流れに身を任せた方がときには良い結果を得られることもあります。
5.『上手い人をお手本にする』
これは技術を習得する上ではどの業界も同じだと思うのですが、始めたてでわからないことは上級者に聞くのが一番です。
筋トレを始めようとして続かない人も、筋トレコミュニティに入って常に筋トレの話しや筋トレが上手い人にくっ付いていれば、その上手い人を観察するので自然と筋トレも上達していきます。
マジックを手っ取り早く習得したいなら、自分の周りや友達にマジックが上手い人やマジックの話しができる人を集めれば最短で習得することができます。
TwitterやInstagramでプロマジシャンの動画を検索して貪るように見尽くしてもいいと思います。
まずは上手い人がどんな技術を使っていてどんな格好をして、どのようにマジックを演じているのかを研究しましょう。
そうすればすぐにマジックを習得することができます。
6.『感謝する』
これは当たり前のことですが。
当たり前のことってなかなか難しかったりするんですよね。
マジックの一番の特性として、見てくれる相手がいて初めてマジックを披露することができます。
見ていただいてありがとうの気持ちを必ず相手に伝えましょう。
また、マジックのタネやトリックは先人たちが己の魂を込めて生み出した作品です。
その先人たちのおかげでマジックを披露させていただいています。
その先人たちとその素晴らしいマジックに感謝しましょう。
決して自分の力ではなく周りのかたのおかげでその環境に身を置いていることを常に意識しましょう。
この習慣が身につくと多くの方にマジックを見ていただく機会が増えるでしょう。
7.『常に情報収集(ブラッシュアップ)をする』
マジックを始めてどんどんとマジックを覚えていくと過去に覚えたマジックや、やらなくなったマジックを忘れてしまい一生やらなくなってしまうこともあります。
一度習得してやらなくなったマジックが業界のプロの方の手によって再びブラッシュアップされて、現代風にアレンジされて息を吹き返すことも少なくありません。
ある程度身につけた技術があれば新たにそのアレンジされたマジックを習得することは簡単です。
なので常に自分の行なっているマジックの情報収集と再試行は欠かさず行ったほうが、より質の高いマジックを習得するには必要不可欠です。
繰り返し繰り返しマジックを演じるのも、ただ単に同じことを繰り返すのではなく(いくら本人が完璧だと思っていたとしても)別のもっと上手い演じ方やセリフの言い回しがあるかもしれないと自分を疑うことがより質の良いマジックを習得するための秘訣です。
自分を疑う作業とはとても難しい作業です。
誰もが今の自分を変えたくないと思います。(現状維持バイアス)
しかし、少しでもいいので自分を変えようとする意思を持って見てください。
マジックだけでなくありとあらゆる面でこの考え方は役立ちます。
マジックにはそれだけの力があるのです。
いかがだったでしょうか。
これらの習慣を身につけたあなたは素晴らしいマジックライフを手にしているはずです。
全ての習慣が身についたとき、ビジネスにも必ず良い影響が出ているはずです。
ぼくのレクチャーではこのような理論も踏まえて、あなたの今置かれている環境も鑑みてアドバイスをさせて頂いてます。
みなさまのお役に少しでも立てますように。願いをこめて。
2コメント
2018.09.09 22:10
2018.09.08 11:04